脱毛クリーム・除毛クリームは、髭には使えません。
脱毛クリーム・除毛クリームは、髭には使えません。(大事なことなので2回言いました)
理由は、脱毛クリーム・除毛クリームの注意書きに“顔には使わないでください”と表記されているからです。
はい、オシマイ・・・では済まされないかもしれない!と感じたので、当記事を公開しました。
脱毛クリーム・除毛クリームで髭脱毛したかのような動画をみた
髭に悩んでいる人を騙そうとしているのが許せない(怒)
なぜ当記事を公開したのかというと、まるで脱毛クリーム・除毛クリームを髭に塗りたくって髭脱毛しているかのようなネット動画広告を目にしたからです。
その動画広告を見たことで「ひょっとしたら注意書きされているけど、気をつければ髭にも使えるんじゃね?」と考える方もいるかもしれません。
いや、髭に悩んでいた頃のわたしだったら、即購入していたでしょう。
万が一、その動画広告をみて脱毛クリーム・除毛クリームで髭脱毛しようと考えている人がいるならば、一度目を通してもらいたいなぁと思います。
髭に脱毛クリーム・除毛クリームを使うのが危険な理由
毎日の髭剃りは時間がかかりるし、とっても面倒くさいのは重々わかります。
そこで、サっと塗るだけでムダ毛を除去できる脱毛クリームが髭にも使えるのなら、とても便利なアイテムですよね。
でも、何も考えずに脱毛クリームを使って髭を除去するのは危険ですので、絶対にやめてください。
髭に脱毛クリームを使うのが危険な理由を幾つか挙げてみましょう。
多くの脱毛クリーム・除毛クリームは顔の使用が目的ではない
脱毛クリームと言っても、次の2種類の製品に大きく分けられます。
- 今既に生えているムダ毛のタンパク質を溶かして処理する「除毛クリーム」
- イソフラボンなどの成分で毛の生え方を弱くして細くする「抑毛クリーム」
脱毛クリームとして認知されているのはどちらかと言うと除毛クリームで、タンパク質を溶かすチオグリコール酸カルシウムが配合されているのが特徴です。
ムダ毛だけを溶かすように成分配合されていますが、脱毛クリームの多くは顔への使用が目的ではありません。
「顔や頭皮には使用しないでください」と注意書きがされている商品も多く、髭の脱毛で使用するのが危険な理由です。
肌荒れや失明のリスクがある
顔に使ってはいけないと規定されているのにも関わらず、髭の処理で顔に脱毛クリームを塗ると肌荒れや失明の危険性があります。
なぜ脱毛クリームの使用で肌荒れや失明のリスクがあるのか、簡単に見ていきましょう。
- 髭周辺の皮膚は想像以上にデリケートで、ムダ毛を溶かすチオグリコール酸カルシウムの影響で肌がピリピリしたり赤くなったりする
- 誤って脱毛クリームが目の中に入ると、視力障害や結膜炎・角膜炎といった病気に繋がりやすい
顔に脱毛クリームを使って髭を除去して、「風呂で全部洗い流したけどまだ皮膚がピリピリする」「フェイスラインが赤く腫れあがっているので皮膚科に行きます」というトラブルで悩まされている男性はたくさんいます。
肌荒れや失明を中心にとんでもないトラブルの危険性がありますので、脱毛クリームは絶対に顔への使用を避けるべきですね。
長期間の脱毛効果は見込めない
そんな危険を犯してまで脱毛クリーム・除毛クリームを髭に使用したとしても、「脱毛効果が持続しない」というデメリットもあります。
わたしはすね毛・腕毛に除毛クリームを使用しましたが、1週間もしないうちに脱毛箇所からムダ毛が伸び始め、1ヶ月後にはすっかり元通りの濃さになってしまいました。
ましてや髭は伸びるスピードが速い体毛ですので、2・3日に一度くらいのペースで使用しないといけません。
髭以外ならば伸びてきたらもう一度脱毛クリームを使えば良いことなのですが、髭の場合は再び肌荒れ・失明の危険を犯すことになります。
まだ肌ダメージが残っているところに追い打ちをかけて脱毛クリームを塗ることになるので、さらにリスクは倍増しているはずです。
脱毛クリームを髭に使う勇気があるくらいなら・・・
ひょっとしたら「使ってみないとわからない」という勇者がいるかもしれません。
しかし、もし失敗してあなたの顔に重い肌荒れが起きたとしても、最悪失明したとしても、誰にも文句は言えません。
「顔や頭皮には使用しないでください」と注意書きされた脱毛クリームを使ったのはあなたの責任と言われてしまえばおしまい。
髭に使えない方法ではなく、髭に使える方法を選ぼう
脱毛クリームは髭には使えませんが、レーザー脱毛なら髭にも使えます。
もちろんリスクがゼロではありませんが、医者・看護師という味方が即対応してくれます。
リスクを負うのなら「髭にも効果がある」髭のレーザー脱毛を選んだほうが賢い選択です。