カミソリ負けは、わたしが学生の頃からの大きなストレスでした。
- 朝から顔がヒリヒリして痛い。
- 赤くなって、見た目も痛々しい。
- 少し剃り間違えただけで出血・傷がしみる。
- カミソリ負けが続くと、肌が変な色になる。(色素沈着)
- 結局、髭が目立つ(特に青髭)
どれだけ最新の高性能な髭剃りを使っても、どれだけ潤うシェービングジェルを使っても、少し雑に髭を剃るだけでカミソリ負けを起こしました。
つまり、重要なのは丁寧に髭剃りするための「時間」。
・・・と分かっていても結局寝坊して、再びカミソリ負けするという無限ループを、10年以上も繰り返してきたのはわたしです。
カミソリ負けとは?
カミソリ負けは、炎症反応
そもそもカミソリ負けとは、どういう肌状態のことだと知っていますか?
人間の体には外的な刺激から身を守るための防御反応が備わっており、カミソリ負けも炎症反応という防御反応の一つです。
カミソリ負けと聞くと大した事なく聞こえますが、肌が炎症しているのと同じ。
毎日やっているため身近に感じる髭剃りですが、実は体は防御反応として抵抗していたんです。
カミソリ負けを引き起こす原因
髭剃りの準備を怠る
時間がない・面倒くさいなどの理由で、水やぬるま湯で濡らしただけで髭剃りをすると、かなりの確率でカミソリ負けを起こします。
髭を触るとジョリジョリと、まるで針金のようですよね?
肌から伸びた何万本もの針金のような髭を、カミソリで剃っているようなもの。
肌に負担がかかり、肌を守っている皮脂膜や角質層を傷付ていると想像に難くないですね。
逆剃りは諸刃の剣
逆剃りは肌と髭を一緒に持ち上げた状態で剃ることになるので、よけいに肌に負担がかかります。
・・・と、逆剃りは肌に良くないことは百も承知。
でも、逆剃りせざるを得ないんですよね。
順反りだけでは深剃りできず、髭を剃り残してばかりで、まるで髭剃りしていないと同じだからです。
カミソリの状態が悪い
カミソリ自体が傷んでいて剃り味が悪くなると、カミソリ負けの原因になることもあります。
剃り味が悪い分、力を入れて剃ることになるので肌の負担が増えるからです。
不衛生なカミソリやシェーバーを使うと、細菌が入ってさらにひどいカミソリ負けを起こす可能性もあります。
あなたの顔に直接触れるものであることを意識しましょう。
カミソリ負けの予防方法
髭を剃る前に髭を柔らかくする
髭剃り前にぬるま湯で顔を洗い、シェービングクリーム・ジェルを塗りたくって少しでも髭を柔らかくして剃りやすい状態にしましょう。
針金のような髭を少しでも柔らかくすることで、肌への負担も軽減します。
わたしは洗顔後にジェルを塗りたくって、さらに5分ほど時間をおいてから髭剃りをしていました。
両手で丁寧に髭を剃る
片方の手で肌をしっかりのばし、もう片方の手で髭剃りをしましょう。
肌をのばすことで深剃りしやすくなります。
髭の毛の流れも顔の位置によってバラバラなので、一気に剃るのではなく、少しづつ丁寧に剃っていきましょう。
手間がかかりますが、少しでも肌へのダメージを減らします。
カミソリの刃を頻繁に取り替える
劣化したカミソリの刃は剃りにくいだけでなく、細菌が繁殖している可能性もあります。
わたしの場合ですが髭が濃すぎたからか、1回使うと翌日はあきらかに剃りにくくなってしまいました。
髭が伸び過ぎた翌日の髭剃りには、1度の髭剃り中に取り替えたこともあります。
毎日のアフターケアを忘れずに行う
カミソリ負けを起こしていない時でも、髭を剃った後は肌の水分が失われているためケアが必要です。
化粧水だけではなく乳液などを使用して肌を保湿させると、良い状態の肌に保つことができます。
髭剃りという行為自体が、あなたの顔の肌に悪影響を及ぼしていることを意識して、毎日の肌ケアを心掛けましょう。
肌環境を整えることが、カミソリ負けを予防につながります。
カミソリ負けの予防はお金がかかる
カミソリの替刃は料金が高い
わたしが使っていたカミソリの替刃は8個入りで2,150円。
- 毎日取り替えたとすると、月約8,600円(年間約103,200円)
- 2日に1回取り替えたとしても、月約4,300円(年間約51,600円)
さらにプラスして、シェービングジェル・化粧水・乳液などの料金が追加されます。
この出費が、あなたの人生に永遠とつきまとってくるんです。
それでもカミソリ負けしてしまったら・・・
ひどい場合は専門家に相談しましょう
高い出費をし続け、長い時間をかけていても、カミソリ負けを100%しないとは言い切れません。
カミソリ負けをしてしまった時には、薬剤師さんの指導の元、市販されている塗り薬などを使用してケアをしてください。
ネット上には「○○という薬が効く」と書かれたものもありますが、しっかり専門家の話を聞いてから購入するのが安心です。
何度もカミソリ負けを起こすと色素沈着を起こす場合もありますので、ひどい場合は皮膚科の医師にかかりましょう。
カミソリ負けは自己責任!?
カミソリ負け=自分に負け?
カミソリ負けって結局は、朝の時間がない中で慌てて髭剃りをしてしまった自分の責任なんですよね。
そのせいか女性ウケが悪いだけでなく、仕事場では自己管理が“デキない男”として印象づけられることもしばしば。
- 女性社員からは、不潔に思われる。
- 同僚からは、痛々しいと言われる。
- 上司からは「朝、慌ててきたな」と勘ぐられる。
- お客さんからの印象も良くない。
社会人にとってのカミソリ負けは、最悪で4重苦に襲われる場合があることを覚悟しなければいけません。
カミソリ負けを根本から断つ!
針金のような髭をなくす
ここまでカミソリ負けの予防や対処法をまとめておきながらですが、カミソリ負けの恐怖から完全に逃れたわけではありません。
- なぜカミソリ負けを起こすのか?→髭剃りをするから。
- なぜ髭剃りをするのか?→髭が生えてくるから。
結局はカミソリ負けの根本は、針金のように堅い髭なんです。
髭さえなくなってしまえば、カミソリ負けの憂鬱など欠片も気にならなくなります。
髭が薄くなるだけでも、カミソリ負けが起こる可能性はだいぶ減らせますよ。