メディオスターとアレキサンドライトレーザーの違い。13項目に分けて徹底比較。

メディオスターとアレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズ)の両方を、わたしは髭脱毛を実際に経験しています。

メディオスターの髭脱毛は4年間回数無制限コースを契約して、現在ゴリラクリニックに通い中

アレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズ)は、2005年に1年間通いました。

その上で、

  • メディオスターとアレキサンドライトレーザーの照射後の髭の抜け具合(脱毛効果)の違い
  • メディオスターとアレキサンドライトレーザーの痛み方の違い
  • メディオスターとアレキサンドライトレーザーのリスクの違い

など、クリニックの公式サイトでは教えてくれないようなことも含めて、メディオスターとアレキサンドライトレーザーを比較していきます。

あなたが髭脱毛するならどちらを選んだ方が良いのか、判断材料になればと思います。

メディオスターとアレキサンドライトレーザーの脱毛効果を比較

“大前提として”どちらも納得できる脱毛効果はありました

まずあなたに伝えなければならないことは、メディオスターもアレキサンドライトレーザーも納得できる脱毛効果を実感しました。

  • メディオスターは髭には効果ない
  • アレキサンドライトレーザーは髭脱毛には向かない

というネット上の口コミを見かけますが、わたしはどちらも髭脱毛の効果を得ています。

アレキサンドライトレーザーによる髭脱毛の成果

  • 治療内容:医療レーザー脱毛(ひげ脱毛完了コース)
  • 部位:鼻下・あご・あご下・ほほ・もみあげ・首
  • リスク・副作用:術後の一時的な肌荒れ(赤み・炎症・毛嚢炎)
  • 使用機器:ジェントルレーズ

2005年からアレキサンドライトレーザーを合計18回照射したビフォーアフターです。

朝に髭を剃っても夕方にはポツポツ生え始めてしまうくらい髭が濃かったですが、アレキサンドライトレーザーの髭脱毛のおかげで数日髭を剃らなくても全く目立たないくらいになりました。

まさにわたしの希望通りの仕上がり。

メディオスターによる髭脱毛の途中経過

髭脱毛1回目3日後 鼻下・あご

髭脱毛1回目19日後 鼻下・あご

上の写真はメディオスターを“1回”照射したときの経過写真です。

この記事を書いている時点でも“3回”した照射していませんが、着実に髭が目立たなくなっています。

対象者はわたし1人なので、これがエビデンスになるとは思っていません。

しかし、あなたが期待する脱毛効果を得られる可能性はありそうだと伝われば幸いです。

脱毛効果の持続期間が大事

両方とも脱毛効果を得られることがわかった次の課題は、その脱毛効果が一体いつまで続きそうか?ということ。

一旦髭が生えてこなくなっても、照射をやめた半年後には元通りなんて騙されたと同じですよね。

高いお金を払っているわけですし。

この持続期間についても、わたしの経験からお答えします。

アレキサンドライトレーザーの脱毛効果持続期間

2005年から1年間髭脱毛をしたので、レーザー照射終了は2006年。

それから6年後の2012年くらいに、友人から髭が目立つことを指摘されました。

なので、6年間は脱毛効果が続いたということ。

「えっ!?意外と短い??」と思うかもしれませんが、あくまで“友人に髭を指摘されたレベル”で、6年後に髭脱毛以前に元通りになった訳ではありません。

わたしの実感としては6年経過しても髭の濃さも密度も、髭脱毛前の約30%程度です。

どんだけ髭脱毛前は髭が濃かったんだよ?ってことですが苦笑

メディオスターの脱毛効果持続期間

現時点でメディオスターの髭脱毛は2回照射しています。

メディオスター1回目は、照射後18日目に脱毛効果があらわれ、その後1ヶ月半は脱毛効果が持続したまま2回目の照射へ。

メディオスター2回目は、照射後13日目にさらに脱毛効果を感じましたが、その1ヶ月後くらいからうぶ毛が生えだしてきました。

まだまだメディオスターの脱毛効果持続期間については、経過観察といったところです。

それでも驚きだったのは、アレキサンドライトレーザー(従来の脱毛機)は脱毛効果を感じるのは大体3回照射してからと言われていますが、メディオスターはたった1回の照射で脱毛効果を感じられたこと。

メディオスターもアレキサンドライトレーザーも永久脱毛

ここまで読んで、あれ?と感じた方もいるかもしれません。

FDAに永久脱毛効果があると認められているアレキサンドライトレーザーでも、6年後に生えだしているということは永久脱毛ではなかったのでしょうか?

実は、永久脱毛とは一度脱毛したら一生髭が生えてこないという意味ではないんです。

永久脱毛とは 日本には「永久脱毛」に関する定義がありませんが、日本の厚生労働省に該当する、FDA(米国食品医薬品局)というアメリカ政府機関が、永久脱毛について細かく規定しています。

FDAにおいても「永久に毛髪が無くなるわけではない」としており、永久脱毛が可能なレーザー機械とは「レーザーを3回照射後6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている」状態に出来る機械としています。

引用元:ゴリラクリニック

わたしの場合は、アレキサンドライトレーザーを1年間照射後、6年間経過した時点で67%以上の髭が減っています。

つまり、しっかり永久脱毛の定義をクリアしています。

メディオスターもアレキサンドライトレーザーと同様、FDAから永久脱毛が可能なレーザー機械であると認められています。

ここまでのまとめ

  • メディオスターとアレキサンドライトレーザーのどちらも髭脱毛の効果が期待できる
  • 脱毛効果の持続に関してはアレキサンドライトレーザーはFDAの永久脱毛の定義を満たしている
  • メディオスターの脱毛効果の持続はまだ未知だが、FDAに認められているので期待はできる

メディオスターとアレキサンドライトレーザーの違い

比較項目 メディオスターNeXT PRO アレキサンドライトレーザー
脱毛方式 蓄熱式脱毛(SHR方式) 単発ショット式脱毛(HR式)
痛み 弱い 強い
ターゲット バルジ領域 毛根部分
熱量 60℃くらい 230℃くらい
FDA認可 認可 認可
肌の赤み ほとんどなし あり
毛嚢炎 ほとんどなし あり
泥棒ヒゲ ほとんどなし あり
照射漏れ ほとんどなし あり
うぶ毛 効果あり あまり効果なし
肌の色 色黒でもOK 色黒はNG
冷却方法 冷却ジェル 冷却ガス
導入院数 少ない 多い

メディオスターとアレキサンドライトの違い1:脱毛方式

メディオスターNeXT PROは、弱いレーザー出力を連続して照射しジワジワと熱をためる蓄熱式脱毛(SHR方式)と呼ばれる脱毛方式です。

アレキサンドライト(ジェントルレーズ)は、強いレーザー出力を1発1発照射し、一瞬で熱を与える単発ショット式脱毛(HR方式)です。

違うポイントを確認しましょう。

  • 弱いレーザー出力か、強いレーザー出力か
  • 連続照射か、単発照射か
  • ジワジワと熱をためるか、一瞬で熱を与えるか

この3つの違いが、痛み・ターゲット・熱量の違いにもつながる重要なポイントなんです。

メディオスターとアレキサンドライトの違い2:痛み

髭脱毛は痛みがつきものです。

なぜ痛みがあるのかというと、脱毛機からレーザーが出力されると髭のメラニン色素(黒色)に反応して「熱」が発生し、その熱を利用して脱毛効果を得るのですが、同時に熱が痛みになるからです。

レーザー出力が強ければ熱も発生しやすく痛みが強くなり、弱ければ熱は発生しにくく痛みが弱いということ。

弱いレーザー出力のメディオスターの方が痛みは少なく、強いレーザー出力のアレキサンドライトの方が痛みが大きい理由はココにあります。

痛みの具体的な例

  • メディオスターの痛みは、静電気が「ピリッ・・・ピリッ・・・」と流れるイメージ。
  • アレキサンドライトの痛みは、ゴムで顔を「バチンッ」と弾くイメージ。

メディオスターとアレキサンドライトの違い3:ターゲット

「レーザーは強ければ強いほど脱毛効果も得られる」というのが、メディオスターが発表される前の髭脱毛の常識でした。

なぜメディオスターは弱いレーザー出力で高い脱毛効果を得ているのかというと、ターゲットが毛根ではなくバルジ領域だからです。

バルジ領域は毛根よりも肌の表面近くにある組織なので、強いレーザー出力が必要ないんです。

アレキサンドライトは肌の奥にある毛根に熱ダメージを与えなければいけないため、強いレーザー出力は必要となります。

バルジ領域に直接熱ダメージを与えることは出来ません。

髭のメラニン色素にレーザーを反応させて弱いながらも熱ダメージを与えるという仕組みは同じなので、メディオスターは無痛ではないんです。

メディオスターとアレキサンドライトの違い4:熱量

バルジ領域はいかに肌の表面に近くて弱いレーザー出力で良いとっても、熱が少しづつでもたまり続ければいずれ高熱となり強烈な痛みになりますね。

実際、毛根に与える熱ダメージは230℃とも、それ以上とも言われています。(・・・痛いわけです。)

しかし、バルジ領域に与える熱ダメージは約1/4の60℃くらいで良いんです。

わたしもメディオスターで髭脱毛をしていますが、徐々に熱がこもってくることはわかりますが、猛烈な熱さではありません。

60℃でもなかなか高温ですが、メディオスターには冷却装置がついているので、体感温度はジンワリ暖かいくらい(40℃〜50℃くらい)でしょうか。

メディオスターとアレキサンドライトの違い5:FDA認可

メディオスターもアレキサンドライトも、FDAに“永久脱毛の効果を得られる”と認可されているので違いはありません。

FDAとは日本の厚生労働省に該当する、FDA(米国食品医薬品局)というアメリカ政府機関で、簡単に認可がおりないことで有名です。

永久脱毛できるという効果の面では、どちらも信頼における機関からお墨付きをもらっています。

参考 わたし自身がメディオスターの髭脱毛を受けて経過写真を掲載しているので、脱毛効果を確認したいあなたはこちらをクリックしてください。

メディオスターとアレキサンドライトの違い6:肌の赤み

肌の赤みは、軽度の火傷によるためです。

メディオスターは約60℃程度、アレキサンドライトレーザーは230℃以上の熱量が発生するので、メディオスターの方が赤みは目立ちません。

アレキサンドライトレーザーで赤みが出ても、翌日には治っていました。

メディオスターの髭脱毛直後の様子

照射直後の様子。ほとんど赤みや腫れがない。

メディオスターとアレキサンドライトの違い7:毛嚢炎

毛嚢炎とは、レーザー脱毛の熱によって一時的に免疫機能が弱まった毛穴に、もともと肌にいる細菌が侵入して白いニキビのような吹き出物ができる現象のことです。

熱量が少なく済むメディオスターなら毛嚢炎は出来にくく、熱量が高いアレキサンドライトレーザーの方が毛嚢炎は出来やすいと言えます。

わたし自身、メディオスターの髭脱毛で毛嚢炎にはなりませんでしたが、アレキサンドライトレーザーの髭脱毛では鼻下・あご辺りに2、3個毛嚢炎が出来ました。

出来たといっても清潔に(手で触らない程度)しておけば、1週間でなくなりました。

メディオスターとアレキサンドライトの違い8:泥棒ヒゲ

泥棒ヒゲとは、髭脱毛の時にレーザーで焼ききれなかった髭の残りが肌の中に残ってしまうことです。

メディオスターのターゲットはバルジ領域のため髭を焼き切ること自体しないので、泥棒ヒゲになりにくいです。

アレキサンドライトレーザーは毛根を焼く(熱ダメージを与える)ため、泥棒ヒゲになりやすいです。

わたし自身、メディオスターの髭脱毛では泥棒ヒゲになりませんでしたが、アレキサンドライトレーザーの髭脱毛では泥棒ヒゲになりました。

メディオスターとアレキサンドライトの違い9:照射漏れ

メディオスターは連続して弱いレーザーを照射し、肌の内部(バルジ領域)にジワジワを60℃程度の熱を与えることが目的なので、照射漏れは起きにくいです。

アレキサンドライトレーザーは単発ショット式のため、照射と照射の間に打ち漏れが起こる可能性はあります。

わたしはメディオスターもアレキサンドライトレーザーも照射漏れを疑うことはありませんでした。

アレキサンドライトレーザーも複数回(わたしは18回)照射するので、それだけ照射すれば打ち漏れがあったとしても気が付きません。

メディオスターとアレキサンドライトの違い10:うぶ毛

メラニン色素の少ないうぶ毛でもレーザー照射すると60℃の熱量は産まれるので、メディオスターは脱毛効果があります。

メラニン色素の少ないうぶ毛に強いレーザー照射をしてもなかなか230℃まで熱量は発生しにくいため、アレキサンドライトレーザーはうぶ毛にはあまり脱毛効果がありません。

髭はどちらかと言うとうぶ毛ではないので、メディオスターとアレキサンドライトレーザーにうぶ毛に脱毛効果があろうがなかろうが、あまり関係ないかもしれませんね。

メディオスターとアレキサンドライトの違い11:肌の色

色黒の人は肌自体が黒いため、強いレーザー照射をすると肌のメラニン色素(黒色)に反応して肌表面で高熱が発生し、火傷してしまう恐れがあるからです。

メディオスターはレーザー出力は弱いので、色黒の人でも照射可能です。

アレキサンドライトレーザーはレーザー出力が強いので、色黒の人には照射は出来ません。

メディオスターでも日焼けしたての火照った赤みの残る肌には照射できません。

メディオスターとアレキサンドライトの違い12:冷却方法

メディオスターは照射前に冷却用ジェルを塗る必要があります。

アレキサンドライトレーザーは照射と同時に冷却ガスも発射されます。

個人的にはジェルはヌルヌルして気持ち悪いので、冷却ガスのほうがサッパリしていて好みです。

メディオスターは照射後に残ったジェルを拭き取る手間もかかります。

メディオスターとアレキサンドライトの違い13:導入院数

メディオスターはまだ歴史の浅い脱毛機で、全国で導入しているクリニックは少ないです。

アレキサンドライトレーザーは日本で最も歴史のある脱毛機のひとつで、今でも多くのクリニックで活躍する脱毛機です。

メディオスター導入し、尚且つ髭脱毛の実績が多いクリニックは下記3院になります。

ゴリラクリニック

湘南美容外科クリニック

中央クリニックグループ

メディオスターとアレキサンドライトレーザーの違いのまとめ

メディオスターの方が髭脱毛のリスクは軽減される

メディオスターの方が、

  • 痛みが少ない
  • 赤み(火傷)が起きにくい
  • 毛嚢炎になりにくい
  • 泥棒ヒゲになりにくい
  • 色黒でも照射可能

など、アレキサンドライトレーザーの弱点をカバーした脱毛機です。

アレキサンドライトレーザーの方が全国導入クリニックが多い

アレキサンドライトレーザーの方が、

  • 全国普及率は高い
  • 日本に普及されて20年近くなっても利用されている実績

上記2点で優れています。

メディオスターとアレキサンドライトレーザーどちらを選ぶべき?

どうしても髭脱毛の痛みに耐えられない、怖いというあなたはメディオスターを選びましょう。

しかし、メディオスターの“連続した”弱いレーザー照射が痛いという方もいるそうです。

髭脱毛のトライアルプランも用意されているクリニックもあるので、一度試しにメディオスターとアレキサンドライトレーザーを受けてみてから判断するのも良い方法です。


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